便秘になると体臭がキツクなる!?
長期間の便秘が繰り返している人においては、体臭で悩んでいる可能性が高いと言われています。
本当に、便秘はお通じがスッと出ないいうこと以外に、たくさんの体調不良をもたらし、その一つとしては体臭や口臭がキツクなるケースがあります。
■便秘になると体臭がきつくなる真実は!?
便秘に陥るとよく見られる症状には、排便時の苦しみや腹痛などが発生します。
それに比べ、便秘は排便に関係する症状ばかりか、時として体臭や口臭をきつくすることもあり得るため、臭いのトラブルに気をつける必要があります。
誰もが、他の人の体臭には神経質に反応すると思いますが、自分のものとなると認識する事は限界があるものなのです。
そのため、便秘が原因で体臭が強くなっている状況に気づかず、周りの人を不愉快にさせてしまうことなども少ないとは言えません。
便秘が理由の体臭は、便秘の改善が最優先になってくるのは勿論のこと、臭いのケアもやらなければいけないことが重要点です。
■便臭は血液にのって全身に運ばれる
通常であれば、便や尿と一緒に体の外へ排出されるべき臭い物質がスイスイと排出されなくなってしまった時、行き場を失くして腸の壁に吸収されてしまうのです。
そのうえで、腸壁に吸収された臭い物質は、血液中に溶け出すことによって血液に乗って身体全体に運ばれてしまうのです。
血液に含まれた臭い物質は頭からつま先まで全身を巡ってから、一部は肝臓で分解・合成されますが、汗、皮脂と一緒に分泌されると体臭となって、息を吐き出すときの呼気の中に含まれて放出すると口臭に変化します。
■腸内環境を整えることが一番!
便秘がもたらす体臭は、便秘が良くなれば体臭も治まります。そういう理由で、一時的に臭い対策法を行いながらも、便秘を克服する事が具体的な改善方法です。
便秘が元となる体臭は、腸内に悪玉菌が増加している状況なので、善玉菌を増して腸内環境を整備することこそが臭い物質を抑制するとともに、便秘の改善ができると思います。
腸内の善玉菌を増殖させるには、動物性脂肪の摂取は止めて、善玉菌入りのヨーグルト、キムチ、ぬか漬けなどといった発酵食品を食べる事が必要です。
また、善玉菌の餌となる食物繊維、オリゴ糖というものを意欲的に食べることによって善玉菌を増殖させる事も可能です。
気掛かりな体臭の改善については、腸内環境を考慮した食事内容の修正から始めてみるのもいいと思います。